大岩展望台 10年間の変化

一押しのスポット、大岩展望台の眺めを楽しむ

以下の写真は 2010年 5月に大岩展望台から撮影したものです。眼下に町並や美しい田園風景が広がり、天気が良い日には琵琶湖や比良山、伊吹山が良く見えます。この大岩展望台は雪野山北西部に位置する下羽田の里山の中でいちばん展望の良い場所であり、一押しのスポットとしてハイカーの皆さんにお奨めしています。

参考:水面に浮ぶ里山風景  腰越から大岩山頂あたりの冬景色

しかし、木々は日々成長しますので、このような展望を維持する為には継続的な管理が必要です。そこでこの大岩展望台の 10年の変化を写真で追ってみました。

大岩展望台の 10年間の展望の変化

2007年 1月 3日

これは整備の手が入っていないころの写真。整備に入る前から十分な展望があった事が分かります。

2008年 2月25日

この頃もまだ、斜面の立木の伐採は行われてない。展望は 2007年 1月3日の写真からあまり変わっていないように見えます。

2010年5月13日

新緑の若葉によって立木はボリュームアップしているが、まだ展望は十分確保されています。

2016年 3月 1日

暖冬の2016年、雪の降った日に撮影。2007 年の写真と比べると立木がだいぶ成長し、枝が上平木集落を覆っていますが、枝に葉が付いていないので視界に大きな影響はありません。

2016年 3月12日

2016年の冬。成長した立木の枝が上平木集落を覆っています。

2016年 5月24日

2016年の春。立木が若葉によってボリュームアップし、岩倉と上平木方向の視界を塞いでいます。同じ季節に撮影した2010年 5月13日の写真と比べると、6年間の立木の成長と視界の変化が良く分かります。

2017年 5月26日

この写真は 2017年 5月に撮影したものですが、その 4か月前に望を塞いでいた立木を伐採しています。 種の保存の観点から、根本から切り倒すのではなく、地表から 2-3m くらい高さのところで切断しましました。

この伐採により塞がっていた展望が回復し、小学生の背丈でも立木に遮られる事なく、美しい田園や町並を見渡せるようになりました。
写真は伐採前(左)と伐採後(右)

これでほぼ 10年前の状態に戻りましたが、成長の早い松と広葉樹により 2-3年後には再び視界が狭められる事が予想されます。

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